Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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「水戸ホーリーホックの存在意義って、何だろう?」
多くの人が自らに問いかけ、時に押しつぶされてきた問題。
『強さ』は今のところ鹿島に及ばないし、『地域貢献』をもっと頑張っているチームはある。
我々は何を心の拠り所に、チームを応援したら良いのだろう?

私見ですが水戸ホーリーホックの大きな特長として『お金を大事に使う』、『人が育つ』
の2つが挙げられると思います。裏を返せば「使うお金がない」、「育ったら出て行ってしまう」
とも言えますが、とりあえずそれは置いといて。「お金を大事にし、人が育つこと」そのものは
何ら恥じる所はないし、むしろ世界に誇って良いのではないかと。

2010年代に入り、ますます巨大なショービジネスとなっている世界のサッカーシーン。
多くのお金と人が動く、欧州チャンピオンズリーグの華やかな舞台はとても素晴らしい。
しかし『プロとしての栄光と報酬』だけが、サッカーというスポーツの頂点といえるのか?

友達と夢中でボールを追いかけて、気がついたら辺りが真っ暗になっていた。
こういうどこにでもいる子供のほうが世界のトッププレーヤーより、もしかしたら多くの
「ボールを蹴る幸せ」を味わっているのかもしれない。

少し前に『住んでいる人が最も幸せを感じている国は、経済的に最も貧しい水準だった』という
ニュースがありました。どういう統計を取ったのか気になる所ではありますが、
豊かさと幸せは必ずしもイコールではない。それは多くの人が感じているでしょう。
ならば日本の水戸という土地に、『最も幸せなサッカーチーム』を作る事は可能ではないか?
もちろん、それを机上の空論にせず現実化するのは、関わる一人ひとりの「心意気」となるわけですが。

もうひとつの『人が育つ』という点について。人の育て方としては
『きめ細かい研修制度』か、『いきなり現場に放り出す』の大きく2つに分けられるかなと。
水戸が後者である是非はともかく自分の社会人経験から、どちらが成長できるかで言えば
どっこいどっこい、むしろいきなり現場に出された方が逞しく伸びる気がします。

マニュアルは先人が脈々と積み重ねてきた経験そのもので、組織にとって宝物。
働く人間には手順を間違わないよう残された、有り難い物である一方、
ふと「こんな事までルール化されるのか?」「誰がやっても同じじゃないか?」と窮屈さや虚しさを
感じさせ、働くモチベーションそのものを大きく下げてしまう『毒』を含んでいる。

マニュアルも何もない状況の中、一人ひとりが必死に頭と体を働かせ伸びてきたのが戦後の日本。
おそらく美化された記憶もあるでしょうが、人々の表情はキラキラしていたと聞きます。
現代の日本社会に漂う閉塞感の原因が「マニュアル化されすぎ」にあるとすれば、考えさせられる問題です。
水戸ホーリーホックが今後しっかりとした設備、環境を整えていくのはもちろん歓迎すべき事。
でも『組織としての荒々しさ』は少し残しておいてほしい。関わる身としての勝手な願いです。

スポーツ界全体として、最近のファン心理は『自分だけのヒーロー』を求める傾向にある。
「巨人・大鵬・卵焼き」に代表される『みんなのヒーロー』の時代から、これもだいぶ変わってきたなと。
スポーツから離れるとAKB48や、ももいろクローバー等の『会いに行けるアイドル』が
熱い支持を受けている昨今。コンサート、ライブも「観る」から「参加する」に意識が変わっています。
水戸の「チームとファンの距離感の近さは」美点として、『会いに行ける、参加できるサッカーチーム』
へと進化させる必要があるのではないかなと思います。

最後にまた漫画の台詞から引用。いつもながらうろ覚えですみません。
『あひるの空』(週刊少年マガジン連載のバスケ漫画。心理描写と女子キャラの可愛さが秀逸!)に、

「俺が必要な人間かどうかは、俺自身が決める事だ」

というものがありました。私なりに「自分が今、周囲にどんな評価をされているかは大した問題じゃない。
なぜなら今後自分自身の行動や出した結果で、評価はいくらでも変わっていくからだ」と解釈しています。
水戸ホーリーホックの存在意義も『そこにある物』ではなく『自分達で創っていく物』だと思います。
あるいは『そこにいる自分自身』が存在意義になる。ボランティアが果たす役割も大きい。

・・・今日は戦後史からアイドル論まで、あっちこっちに話が飛んでしまい失礼しました。
開幕を控え気合が入りすぎ。でも、書き手としては非常に満足です(笑)
それではまた明日Ksスタで!

by 小番頭・K

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