Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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第30話 「さあ・・・行くよ!」

(あらすじ◆市民リーグ1部残留のかかる死闘も佳境。
ただでさえ強い相手なのに、石川の無茶振りから俺が点取って勝てという流れになった。
俺はシュート苦手だし、上がった中盤の穴はどうするんだよ?と思ってたら39歳FW米村さんが
「大丈夫、俺戻るから」と。大丈夫も何もあんた、守備なんかできないでしょうが!)

 →前回のお話

<登場人物>

15番・・・敵のチャンスメーカー。技術はあるが好不調の波も激しい感じ。
本来なら俺じゃ太刀打ちできない相手だけど、今日に限っては予備動作で何をやりたいか読めてしまう。
とはいえ彼を抑えても、サイドの展開で攻めてくるから厄介だ。




もともと敵の15番にはボールがよく集まる。
今日はたまたま俺が抑えられたから目立たなかったけど、決して下手なわけじゃない。
マッチアップが米村さんに変わったので当然、狙ってくる。

15番はこれまでの鬱憤を晴らすように、フェイントも入れずドリブルで突っかけてきた。
米村さん、意気込みは凄いけど身体がついて行かない。踏ん張りきれず尻もちついてしまう。
ほら、言わんこっちゃない!条件反射で戻ろうとした俺を、石川が目線で制する。今戻っちゃ駄目です、と。

ここで一つの幸運。ピッチのデコボコ(雑草が生えていたらしい)で15番のコントロールが乱れ、
ボールは米村さんの足元へ吸い込まれた。何とか立った米村さん、モタモタとキープ。
体勢を立て直した15番、そして17番も奪いにかかる。ああ、見ちゃいられない。

混戦の中で、誰かが米村さんに激しくタックルを浴びせ、ボールをかっさらった。
・・・ふ、古田くん!米村さんが無様にでんぐり返る。
古田くん、強引な時は強引だ。そうそう、いつかのコンパでも・・・
って、今はそんな話してる場合じゃない。

俺と古田くんの目が合う。
『さあ・・・行くよ!』アイコンタクトだけじゃなく、
彼は実際そんな言葉を口走ってるようだった。目がイッている。

(次回へ続く)

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