Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

2017/04123456789101112131415161718192021222324252627282930312017/06


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
underdog.jpg

第24話 「俺達の黒歴史」

(あらすじ◆寝坊のエース石川合流を皮切りに、2対3のスコアまでこぎつけた。
かし石川には極力、自分でシュートを打ちたがらない欠点が。
今回は俺達が残留争いにはまった「黒歴史」が明かされる…)
 →前回のお話

<登場人物>

黒沢さん・・・チームの守護神にして、石川は小学校の後輩。人望から児童会長も務めたらしい。
卒業アルバムに残る水泳大会の写真では、頭髪が既に怪しくなってる。
思春期はすごく悩んだようだが、「外人のハゲって格好いいじゃん」と開き直ったそうだ。




シーズン序盤の試合、同点で迎えたロスタイム。
縦パスに石川がフリーで抜け出して、そのままシュートすればかなりの確率で勝てたのに、
例によって米村さんへ渡す。米村さんは焦ってすっ転び、そこからカウンター食らって負けた事があった。

パスを通したトップ下の人が試合後「何で打たねえんだよ!!」とぶち切れ、
「やめろよ!」と割って入った小玉さんとつかみ合いになり、凄く険悪な雰囲気になった。
最後は黒沢さんの仲裁でおさまったが、ぶち切れた当人はチームを離れてしまう。

「すみません・・・」声を絞り出し、顔を伏せ泣いている石川。
「お前のせいじゃねえから、大丈夫」俺は石川の肩を叩いた。


しかしこの言葉は、逆効果だったのかもしれない。試合や練習に顔を見せなくなった。
シュートを打たない石川のプレースタイルが、俺達を苦しめていたのは事実だけど
不在となればゲーム自体が成立しなくなってしまう。

そこから先の4試合は0対9、1対6、0対14、0対7。
目を覆いたくなるようなスコアで、当初3位につけていたチームも降格圏ぎりぎりの8位へと急降下。
その頃のムードは本当に最悪で、今も思い出したくない。


次の試合、黒沢さんに連れられて奴が戻ってきた。
・・・俺達は思わず笑ってしまう。だいぶ太っていたのだ。
聞けば落ち込み過ぎて飯が喉を通らず、間食してたらこういう体型になったらしい。

この間抜けなエピソードでわだかまりは無くなったけど、チームには負け癖がついていた。
「腐っても鯛」というか「太っても石川」のお陰で攻撃力は復活。
しかしディフェンスが以前より踏ん張れなくなり、大量失点の負け試合が続く。

そんな中、新メンバーとして三上や大竹、辺見さんが加入。
石川も本来のキレ(体型)を取り戻し、戦力が整って12試合ぶりの勝利を挙げたのがこの間。
ここまで3勝11敗2分で9位。最下位は抜け出したものの、2部降格に黄信号が灯っている。

(次回へ続く)

スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。