Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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月刊少年マガジンで連載中の野球漫画・『天のプラタナス』。万年1回戦負けの高校チームが
「日本一のバッティングピッチャー」入部と、野球は素人ながら勝負勘の鋭い女性監督就任により急成長、
強豪と渡り合っていく物語です。絵柄に好みは分かれるけど、素晴らしい台詞とエピソード満載。

その最新話で、こんなくだりがありました。(うろ覚えですが 汗)
大量リードされた上に、恐ろしく能力の高いピッチャーと対峙しなくてはいけない9回裏。
絵に描いたような絶体絶命ですね。どうにかこうにかランナー2・3塁の場面を作った所で、
ベンチから出たサインは『ピッチャー前に転がして2ランスクイズ』。バントで一気に2点、もぎ取れと。

走るタイミングに当てるタイミング。少しでもずれればチャンス消滅、すなわち敗戦を意味する。
しかし彼我の能力差から、敵を正攻法で打ち崩すのは難しい。
次の打順を待つ古参部員が「いくら何でも無謀すぎやしねえか!?」と冷や汗を流す傍ら、
主人公が耳打ちで鼓舞。「弱者の戦いは、いつもギリギリなんです!!」

古参部員はかつての日々に思いを馳せます。何のドラマも起きず、負けて当たり前だった頃が懐かしい。
でも今は立ち向かっている。食らいついている。それがこんなに重たく、苦しい事だとは・・・。


水戸ホーリーホックの最近2か月は、この「ギリギリ」と真正面から向き合う時期だったのかなと。
ずっとモノにできなかった大接戦、昨日ようやく制してひとつの殻を破りました。

大抵のゲームはあっさり負け、時々あっさり勝つ。数年に一度ジャイアントキリングを起こす。
リーグ戦における弱小チームの、典型的なサイクル。私達は長らくこのパターンに慣れ親しんできました。
期待しないから負けても悔しくないし、勝てば嬉しい。極力ダメージを受けず応援を続ける処世術です。

そんな中で、この7試合はすべて同点か1点差。しかも勝てるチャンスは充分あった。
否応なしに考えさせられます。「いったい何が、足りないというんだ?」


ピッチ上の課題については専門誌に譲りますが、関係者全般として、『競った展開』に対する免疫というか
経験値に乏しかったと思います。例えば先制して同点に追いつかれると「今日も駄目かな・・・」と弱気に
なってしまう。この無意識が数千人単位で積み重なれば、チームのテンションと勝率を下げます。

ヴェルディ戦もそういう空気になりかけたものの、選手達が真摯にサッカーと向き合ってきた事、
支える側も「このままじゃ終われない!」と願い続けた事が、11試合ぶり勝利という形で結実しました。
想像以上に時間はかかったけど、それだけ得たものも大きい。
『勝点3ゲットでぐったり』という、かつてない体験が何よりの証拠です(苦笑)


残留争いの修羅場を除けば、基本的に下位は勝利へのプレッシャーを感じずに推移する。
それに比べ中上位は常に勝つか負けるか、ギリギリのせめぎ合いに身を置く。
どちらが楽でしょう?どちらが面白いでしょう?

トンネルを抜けたように見えても、本当の意味で克服できたかどうかはまだ怪しい。
上のステージに行くカギとなる、『ギリギリへの招待状』は、各自の手元に届いています。
安易に開ければ息苦しい勝負の世界が待ってるし、開けなければずっとJ2の15位以下を彷徨うでしょう。

さて、皆さんはどうしますか。

by 小番頭・K

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