Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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第15話 「崩壊注意報」

(あらすじ◆先制したゲームを後半、10分間でひっくり返され1対3。
攻め手も見えず、『2部降格』の文字がリアルにちらつきはじめる)
 →前回のお話

<登場人物>

坂口さん・・・いつも冷静沈着なスイーパー。気配り上手で口数少なめ。
ごくたまに食べ物関係の、かわいらしい天然ボケをかます「ギャップ萌え」の人。



ここからワンサイドゲームの様相を呈してきた。
アシスト決めて乗ったのか、敵7番を中心にチャンスの山(俺達にとっちゃピンチの山)を築く。

坂口さんや小玉さんはもちろん、中盤の俺や辺見さんまでもが自陣に釘付け。
水際でゴールを割られてないのが救いだけど、決壊するのも時間の問題。
ムッチリメガネの初心者・大竹(ひどい言いようだが事実だからしょうがない)なんてもう、
世界が終わったような顔をしている。

この試合、地味にいい仕事の敵6番からアーリークロス。11番が頭で折り返し、
そこに待ちかまえるは13番。身体がふわりと宙を舞う。
・・・オーバーヘッド!何てことしやがる。

GK黒沢さん一歩も動けず守備陣が呆然と見送る中、
ボールはポストをかすめてギリギリ枠の外へ。危機一髪だった。
外野から「格好いい!」と黄色い声援が飛び、それに舌をペロリと出して応える13番。こいつ嫌いだ。

「入らなきゃどうって事ねえよ!」前山さんの檄(げき)が虚しく響く。
顔を真っ赤にして怒りにうち震える小玉さん。非常に、非常によろしくない状況だ。


と、外野の別方向から無邪気な甲高い笑い声。
そちらを見ると前山さんの子供が相撲取って遊んでいる。
相手してるのは、俺達のユニフォームを着た長身の男。
「うおっ、圭くん(前山さんの息子)つえーな!」とか何とか、一緒になってはしゃいでる。

あいつはまさしく・・・・・・全身からフニャフニャと、力が抜けていった。

(次回へ続く)

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