Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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「人々の情熱のベクトル(方向性)が同じなら感動、バラバラなら内紛が生まれる」
誰の言葉か忘れましたが、あらゆる組織を語る上で的を射ているなと。

ライセンスの経過発表を聞いて私も含め、熱い気持ちがフツフツ沸いている人は多い。
しかしその愛情が犯人捜しや、不毛な争いに向いてしまったら?新たなジレンマ・迷走につながるでしょう。

水戸ホーリーホックは、赤字を親会社が補てんしてくれる『企業チーム』ではなく、
大富豪が個人所有する『ワンマン球団』でもありません。
関係者それぞれの人間力が結集して成り立つ、『市民クラブ』です。


地勢的にゼロどころか、マイナスの初期条件で出発し約20年。
存続の危機を何度も迎えながら、ようやく地域に認知される所まで来ました。
血ヘド吐いてコツコツ積み上げた宝物を、自暴自棄でぶち壊してはいけない。

サッカーの神様から「J1で優勝争いできる地力をつけて、上がってきなさい」と言われた以上、
水戸に足りないもの、磨けば圧倒的な武器となるものを、整理して語る必要がある。
ハートは熱く、頭はクールに。使い古された格言だけど今はこれが肝心。

あくまで素人考えですが、スタジアムの『黒子』として働いてきた観点から
現在クラブが向き合う課題と、今後の方向性を書き出してみます。
ホーリーホックの「在り方」を見つめ直す時機、議論の叩き台として使っていただければ幸いです。


①スタジアム

Ksスタは水戸市の持ち物で、自治体の財政がそのまま改修のアキレス腱となります。

震災で消防本部も復旧がおぼつかない中、サッカーだけに予算を割くのはいかがなものか?異論も根強い。
「J1での試合開催そのものが有力な産業で(J2だって観光資源)、経済効果は計り知れないんだよ!」
と説いても、一般的にピンと来ないかもしれません。未だに「税金の無駄遣い」などと思われてるフシすらある。

2009年の全面改修では、約34億円の工費がかかりました。
そのおかげでロッカールーム等、中枢設備は整っている。
追加で予算取るのは確かに痛いけど、座席数だけなら数億円程度で済むのでは?
具体的に5000席をどう増やすか考えてみました。


最初に手を付けるべきはホーム側ゴール裏。水源池ギリギリだけど、面積を拡張して2層化するのは可能かと。
清水のアイスタや、川崎の等々力競技場がイメージとして近いですね。

バックスタンド後方を通るのは公道でしょうか。民家もある関係で、面積拡張は難しい?
ここも可能な限り2層、できれば簡易の屋根も付くと良い。サポーターの声が反響して、迫力出るんですよ。

アウェイゴール裏、導線的に個席化するだけで精一杯ですかね。
少なくとも芝生の斜面をジャンプするたび前に進んでしまう状況だけは、改善したい。

メインスタンドはあまり現状から変えたくないです。
どうやっても数百席足りない事態に陥った時の最終手段で。町田の例も参考に手を加えるのが良いかなと。
あと欲を言えば屋根に、雨よけとしての効果を高めてほしいです。デザインは格好いいんですが。

その他強く要望したいのは「屋外の公衆トイレ」!
開門前に我慢できなくて、スタジアム内使わせてもらえませんか?という問い合わせが日に日に増えてます。
仮設トイレは特に夏場きつい。待機列など存在しなかった数年前とは違うので。
周辺の交通アクセスも良くしたいですね。駐車場が500台分増えるだけでも、だいぶ違うかと。


もちろんそこには維持管理の問題や、政治力学もあるでしょう。
とはいえ率直な気持ちは「さすがに10年は待てねえぞ」。
具体的なスケジュールを1年でも半年でも早めるために、どうしたら良いか?

考え方として誤っちゃいけないのは、水戸市とクラブは喧嘩すべき敵ではなく、手を取り合って闘う仲間
だという事。町が財政難に喘いでいるのなら、サッカーでもっと力になれないか?

ホーリーホックが地域産業の動脈に組み込まれれば、J1昇格の経済効果は最大化します。
寂しくなった水戸駅北口が、再び人で溢れかえる風景だって見られるかもしれません。

観光、文化、教育、雇用、農業、歴史。それら全てに深く関わり、盛り上げる事は可能。
単に「上のカテゴリーで闘いたい!」という訴えだと、興味の無い人にとってはエゴに聞こえるし
温度差が埋まらないまま頭打ちでしょう。チームも町も面白くなるアイディアを、次々と実行していくのが重要。

その意味でも岡山戦で行った『水戸コン』とのコラボは、素晴らしい試みでした。
クラブの企画力は近年で飛躍的に向上。サポーターや裏方もノリノリで「もっとやれ!」と煽り、
「俺もやるぞ!」と積極的に参加する姿勢を持つべき。
若年寄の見物席でボヤくのではなく、祭りの最高潮へ飛び込んで馬鹿になれ!という事ですね。


②強化・育成

まず2012年のデータから。水戸ホーリーホックのチーム人件費は、約2億500万円でした。
監督コーチも含むかわかりませんが、これを単純に30で頭割りすると、
1人あたり平均年俸683万円という泣ける数字がはじき出されました。
よくぞシーズン15勝も挙げられたもの、選手が給料以上に頑張った事は間違いない。

今年は上がってると信じたいですが、おそらく劇的な変化はないと思われます。
もはやライセンスとあまり関係なく、これでは涙の主力放出が続いてしまうでしょう。


J1へ目を向けると、浦和や名古屋のチーム人件費が20億円前後。
別格扱いですが、そこまで飛びぬけてるわけでもありません。
仙台、セレッソ大阪の約10億はむしろ少ない方。5位と躍進した鳥栖は約6億でした。

自動昇格を果たした甲府と湘南は、それぞれ4.8億と3.7億。J1の今季は増えたと見られます。
上のカテゴリーで勝負するためには、選手年俸に少なくとも5億円かけられる体制が必要と読み取れる。
現在の水戸と比較したら2・5倍。積み上げるのは容易な話じゃない。

中期的な目標として、せめて2億を3億に増やしたい。これなら30で割っても1000万円。
世間一般で考えれば高給取りの部類で、何とかプロとしての面目は保たれる。
サッカー選手は将来の見えない自営業だから、相応の報酬は出してあげるべきです。


いずれにしても高卒・大卒・ベテラン・レンタルを軸とした陣容で、上手くやりくりするのが現実的な道。
「水戸は過酷だけど成長できる」評価は年々高まり、成績の安定につながっています。
年齢も経験値も良いバランスで備えたMF船谷選手の加入など、以前なら考えられなかった。

広く手腕を知られる鈴木強化部長や、村松ジュニアコーチが来てくれたのは、とても画期的な出来事でした。
『強化部の強化』『育成部の育成』は、ひとりのスーパーFWに匹敵する重大な「補強」。
埋もれた才能を発掘する、下部組織から優秀な若武者を送り込む。
コストパフォーマンス良くチーム力を上げられる手法です。


過酷は過酷でも、「怪我しやすい環境」ではいけません。
デコボコのピッチに対戦相手を迎え、「これぞアウェイの洗礼よ!」とほくそ笑むのはやはり邪道。
以前に比べれば良くなった印象だけど、Jリーグから表彰されるぐらい芝の品質にこだわってほしい。

自前のクラブハウスは、まだまだ『憧れ』の類でしょうか。
しかし立派な箱物は無いにせよ、栄養満点の食事や休息効果をグレードアップさせる事は可能でしょう。

水戸には美味しい食材や技術の高い職人さんが多いので、連携してファンになって貰えれば
選手のために腕を振るってくれると思います。「町の総合力」がサッカーに反映され、勝利に皆で喜ぶ。
幸せなサイクルが連続し、笑顔の輪も広がっていく。地方クラブの理想像がそこにある。



・・・以上、かえって混乱してしまったでしょうか(汗)
チームへの愛情や心意気に、具体的な方法やアイディア。両面をリンクさせて、健全な成長は続いていくもの。
今回は私の頭の中を一方的に語ってしまいましたが、お読みになっている皆さんと考えを共有し、
一緒に前へ進む力としていきたいです。ご意見や感想、思いつきなどありましたらぜひ

「俺達の水戸を語ろう」係

まで!後々振り返って、現状にむしろ感謝できるぐらい、ポジティブな流れを作りましょう!

「チカラをひとつに。 -TEAM AS ONE-」

by 小番頭・K


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