Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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漫画『蒼き伝説シュート!』のライバル校、藤田東が繰り出す必殺技「フラッシュパス」。
最終ラインから高速のダイレクトパスが回り、相手にボールを触らせず得点まで行ってしまうもの。
しかし主人公チーム随一の知性派・平松和広は弱点を見抜きます。
パスルートは事前に決められた数種類しかなく、コースを押さえれば無効化できると。


大方の予想を裏切って、開幕から快進撃を続けるV・ファーレン長崎攻略のヒントも、その辺にありました。
「J2の名将」高木琢也監督に叩き込まれた規律を忠実に遂行、やる事はシンプルでも判断は最速。
異次元のプレースピードに対戦相手が戸惑っているうち先制点を挙げ、持ち前のハードワークで逃げ切りを
計るのが彼らの必勝パターンです。「歪みないサッカー」を前に、屈したチームは数知れません。

柱谷監督と西ヶ谷コーチがどのような対策を立て、選手達がピッチでどう表現するか注目された一戦。
フォアチェックでパスの出し手/受け手双方を潰すのはもちろん、「背後からのプレッシャー」が
ひとつの鍵となりました。敵のボール保持者に対して後ろから忍び寄り、奪う。
取れなくても自由にやらせない事で、プレー速度と精度を落とさせる(もちろんファウル厳禁!)

地味なやり方ですが、暑さもあってボディーブローのように効いてきます。
基本に忠実な「トライアングルの動き」を繰り返す長崎の戦法は、凄まじい運動量と集中力が要求される。
50cmのズレや1秒の遅れから致命的なミスを招く状況に、水戸が追い込んでいったと。


そして試合を決定づけたのは、サイドに配置された鈴木雄斗選手。
ハーフライン付近から中央をドリブル突破、DFをかわして右足一閃!2試合連続となるゴールを挙げました。
巧みにコースを開けた橋本選手、隆行選手も素晴らしい。

最大の危険人物が囮として動き、データの少ない若手がフィニッシュを担う。
守る側にすれば、「決め事から外れたパターン」でしょう。私もびっくり(笑)

奥埜・小松という新戦力を立て続けに投入し、前線の圧力を強める相手にも冷静な対応。
高速カウンターで奪った隆行選手の追加点も完璧!『格上の1年生』に、『最上級生』が意地を見せつけます。


もちろん長崎は、決め事だけのチームじゃありません。水永翔馬選手のヘディング、山田晃平選手のドリブル、
そして金久保彩選手のキック力。一人ひとりが武器を自信持って使い、かつ全員で良さを生かしあうから
これだけの成績が残せているのだと。サッカーは年俸や、ネームバリューで争うものではない。
私達が忘れかけたものを思い出させてくれる、2013年の爽やかな旋風です。

彼らが誇る「速さ」へ挑み、勝った事は水戸にとって大きな収穫でした。
「強さ」「巧さ」「したたかさ」。様々な武器を確立させ、昇格戦線へ殴り込みをかけたいです。

by 小番頭・K

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