Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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磨き上げた自慢のサッカーで攻め立て、再三ゴールを襲うもスコアは動かず。
次第に主導権が怪しくなり、終了間際にPKを決められタイムアップ。
京都にとってはこれ以上ない、嫌な負け方でしょう。そこには1人の天才をめぐる物語もあったわけで。

FW久保裕也選手を初めて見た時、背筋に戦慄が走りました。「何こいつ、17歳!?」
非凡な切り返しにシュートレンジの広さ、得点に至るアイディアと執念。
将来の京都サンガはもちろん、日本を背負って立つストライカーになる素材だなと。

今季得点ランクにも名を連ねる久保選手の、欧州挑戦が発表されたのは先週。
22日の水戸戦が、西京極でのラストマッチという巡り合わせ。
言うまでもなく、これは水戸の「負けフラグ」でした(苦笑)


希代の新人にプロ初ゴールを献上、元代表戦士の加入で盛り上がった会場の雰囲気に呑まれる。
果ては数知れぬ昇格見送り。J2史の節目節目で、見事な噛ませ犬を演じてきたホーリーホック。
「水戸ちゃん、ありがとう!」相手サポーターの笑顔が嬉しいわけもなく、トイレで密かに壁を殴った日々。

今回もかなりの確率で、同じような事が起こる。実際に前半15分まで押し込まれる展開でした。
しかし幸運だったのは、久保選手の「取りたい」気持ちがあまりに強かった点。
DFをおちょくるフェイクも彼の怖さですが、そういう面は影をひそめ真っ直ぐにシュートを打ってくる。
守る側としては予測通りのタイミングでブロックに入ればいい。

周りの「取らせたい」気持ちも、守りやすさにつながっていました。
勝負所で背番号31にボールを入れてくる。そのコースを遮断すれば、威力は半減する。


京都サンガのクオリティは、この試合でも高かったと思います。
ただあえて言うなら、水戸なめるなよ!!と。

「これ以上、引き立て役に回ってたまるか」。関係者・サポーター積年の怨念がピッチに乗り移り、
球際や競り合いで相手の精度を奪っていく。味わった地獄を倍で返してやるとばかりに。
あんなにスライディングする選手達の姿を、プロの試合で初めて見ました。それでいて警告はゼロ。

いつも冷静というか淡白さすら感じる尾本選手が、鬼の形相でボールに食らいついていく。
近藤、島田の両翼は無尽蔵の走りでサイドを制圧。前線でガチンコの空中戦を繰り返す三島選手に、
2シャドーの橋本・小澤タッグが変幻自在のアクセントを付ける。
誰が主役というわけじゃなく、チーム全員による一生懸命。クラブの原点を90分で体現してくれました。


敵ながら久保裕也選手は真の天才だし、ヒーローになる要素も十二分に持っています。
とはいえ19歳に、そうそう好きにやらせてはいけない意地がある。
彼が小学校に上がるか上がらない頃から、J2で足掻き続けている重みを知らしめるのが肝要。

この日の主役をシュート1本に押さえ、アウェイで力を出し切った事は称賛に値します。
ようやく「相手の嫌がる勝ち方」をできるチームになったなと。

リーグ戦においてまだ返していない借り、J1に昇格し初めて返せる借りが山ほどある。
これから勝つ事、敵側の主役を食う事で、積もり積もった悔しさを晴らします。
想像を絶する質量ですよ、楽しみにしていて下さい(笑)

by 小番頭・K

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