Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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第10話 「白昼のファンタジー」

(あらすじ◆コーナーキックのチャンス。自らキッカーを志願したのは、
決して上手いと思えない古田くん。さんざん好き放題の奇行から、蹴る瞬間に
「バックファイア!」と叫ぶ。恥ずかしいからやめろ)
 →前回のお話

<登場人物>
12番・・・敵の正GKが法事で欠場、急遽ゴールマウスを守るハメになった若造。
サッカーに限らず日常生活でも、何かと損な役回りを引き当てるようだ。
人並みにグチは言うものの、顔が妙に嬉しそう。軽くMか。




古田くんから放たれたボールはその気迫と裏腹に、ヌルヌルと怪しい軌道を描く。
安い特撮のインチキUFOを想像させた。

ボールはキーパーの頭上を越え、味方の誰に合うでもなく、そのままラインを割りそう。
誰もがミスキックと思った瞬間、ボールが急激にドロップした。
自ら意思を持って巣に帰るように、左カドへふわりと吸い寄せられる・・・・・・
どうにも胡散臭いがゴール、インだ。


審判を含め、皆この瞬間何が起こったか理解できなかった。
狐につままれたように呆然とボールを見つめる中、
自陣から「お、うおおお~?」と歓声ともつかないものが上がる。

さっきのキックを脳内リプレーすると、確かに無回転だった。
『CKを無回転で直接ゴールに叩き込む』ワールドクラスのプレーを、
単なる市民リーグ・草サッカーで無駄に目撃してしまった。

当の古田くんはゴールパフォーマンスのつもりか、その場でコサックダンスを踊り狂い、
挙句コーナーフラッグにキスしてみせた。線審が引いている。


やりたい放題の古田くんに「凄いの蹴ったよね」と水を向けると
「うん、ショートコーナー狙ってたから」と、訳がわからない。
とりあえずご機嫌だからツッコミは控えておこう。

(次回へ続く)

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