Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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第8話 「カミソリ三上」

(あらすじ◆市民リーグ1部の終盤戦。
『2部降格のピンチ + エース石川寝坊で10人 + 攻められっぱなし』という
痛々しすぎる状況の中、ボランチ俺と右サイド辺見さんで共闘し、敵の守備にギャップを作る。
複数のパスコースから俺が選んだのは、最も頼りにならない米村さん!その真意やいかに?)
 →前回のお話

<登場人物>
米村さん・・・走れない、蹴れない、守れないの三重苦(39歳)FW。
彼の存在は攻撃を大いに滞らせるのだけど、とても良い人柄なので干すにも干せない。

23番・・・敵のボランチ。身体は強いし下手じゃない。でも判断力がまずい。
組織の武器にも弱点にもなる、業深いプレーヤー。皆さんのチームや会社にこういう人、いませんか?




上手いこといってくれよ、俺の思いを乗せたキックに米村さんが反応。
しかし、それはリアクションという意味で「えっ、マジ!?」という表情を見せただけ。
足を伸ばす間もなくボールは素通りしていく。

これが結果的に、絶妙のスルーとなった。
大外を回ってきた三上に渡り、そのままペナルティエリアへ侵入。
一応米村さんを見ていた6番は完全に裏を取られ、フォローに入るべき23番は持ち場を離れて不在。

三上の相手は鈍足の8番とGKだけとなった。
この噛み合わせならスピードというか若さの分、三上に軍配だ。
8番のカバーも二歩ほど遅く、三上ほぼフリーの状態。打て、打っちまえ!

言われるまでもなく三上、利き足の右を一閃。
やや力んだか、ダフって勢いのないシュートになった。
しかしアウトサイドにかかったらしく、キーパーから逃げるような軌道でゴールへ向かう。

だがここは5番が頑張った。すんでの所でボールを引っかき出す。
「ちっ」三上の舌打ちが確かに聞こえた。思えばこれが俺達のファーストシュート。
惜しくも得点ならなかったものの、奇襲で敵を崩す事ができた。

(次回へ続く)

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