Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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多くの方々の「日常」を奪った東日本大震災から、2年が経とうとしています。
今に至る700日あまりの時間で私達は何を考え、行動したのか。
記憶や実感が薄れてきたのは、意図的に忘れようとしてるからなのか?
「結局は何もできていない。やっていない」バツの悪さだけが心に巣を作る。

昨年行った岩手県の陸前高田市や、宮城県の南三陸町で見た光景。沿岸に残る建物の基礎と瓦礫。
ここに人々の生活があったのだと理解するまで、しばらくかかりました。

TVではこの2年を振り返る特番や、芸能人による復興応援歌が流れているけど
それがどれだけ現地の状況に寄り添っているのか?メッセージが「記号化」する怖さも疑いながら。


明日Ksスタでは「震災復興支援試合」として、メイン中央席とメインスタンド席チケット売上の一部が
復興支援金として寄付されます。地震の影響で損壊し、7か月間使用できなかったエリアです。

屋根まで組まれた足場と、運営システムを大きく変えなくてはいけなかった苦しさを覚えています。
しかもクラブが3000万円の借金を返せなければ消滅という危機も抱えていたため、
平常心でボランティアに参加できる状態ではありませんでした。

地域を越えた支えがあって水戸ホーリーホックは存続し、本気でJ1を目指す機運まで高まってきた。
恩に報いるためには一体感のある素晴らしいチームとなって、全国の皆さんへお礼を言いに行く事かなと。
立ちはだかる課題やジレンマと格闘しながら歴史をつなぐ。
それが十数年にわたり重ねてきた、「我らの流儀」です。


対戦相手のカターレ富山は、とても意識の高いクラブです。同じく2年前に起きたニュージーランド地震で、
12名の富山外国語専門学校の生徒さんが命を落とされています。
何らかの形でサッカーと関わりを持っていた方もいるかもしれません。

遠方にかかわらず選手サポーターが、素晴らしいモチベーションでKsスタへ来てくれるでしょう。
その迫力に屈した昨年最終戦の繰り返しとならないために。一戦にかける思いで上回らなくてはいけません。
気持ちと気持ちがぶつかって燃え上がり、清々しい余韻が残る好ゲームを期待します。


私の中で変わらず続けられたのは、裏方としてサッカーに関わる事。
でも震災前は「チーム=自分の勝利第一」だったのが、「誰かのために。頂いた恩をお返しするために」と
参加する動機が少し変わってきた気がします。

被災地ボランティアには未だ行けていません。このままグズグズしているのは卑怯じゃないかとも思います。
動き出そうとしない自分を厳しい目で見つつ、現在立っている場所で何ができるのか追求し続けようと。
スタジアムに笑顔を増やす。町に笑顔を増やす。町と町、人と人がつながる。
Jリーグを通してやれる事は、まだまだ沢山あるはずです。

親から貰った命を失わず、毎日ご飯が食べられる事。
チーム戦術や選手のパフォーマンスをめぐって、あれこれ言える事がどれほど幸せか。
週末の予定が全て白紙となった、2011年3月のスケジュール帳を誰もが思い出すべきでしょう。

失ったもの、得たもの、残さなくてはいけないもの。
忘れてしまった事、気づけた事、いつか気づく事。
もう会えない人、会えた人、これから出会う人。

人生の残り時間がどれだけあるかわからないけど、とにかく今日を、明日を大切に生きます。


「チカラをひとつに。 -TEAM AS ONE-」

by 小番頭・K

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