Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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第2話 「俺と古田くん」

(あらすじ◆市民リーグ1部残留をかけた戦いに、エース石川寝坊で俺達は10人。
現状1トップの米村さんは頼りにならず、苦戦の前半25分。)
 →前回のお話

<登場人物>
俺・・・ゲームキャプテンにして部長。チームの中軸を担ってるのは統率力というより、
主に「マメだから」。仕事でもプライベートでも同性に慕われるタイプ。
一方で異性への決定力は欠ける。ほっといてくれ。




俺のポジションは一応、ボランチ。
部活でやってたからひと通りボールを扱えるのと、体を張って守れるのがまあ売りだ。
今日マッチアップしている敵の15番とは相性がいいらしく、ほとんど仕事をさせていない。

しかし自分の所は良くてもサイドがまずい。右なんかガンガン破られている。
敵の7番、スピードが半端なく対面の大竹は文字通りのキリキリ舞い。
でも7番、パスが下手らしくまだ大事には至っていない。

「僕、上がってもいいかな・・・」ダブルボランチを組む古田くんがボソっとつぶやく。
彼は謎キャラだ。無口で考えが読めないし、気がつけば隅っこで妙な事をやっている(こういう奴、
クラスに一人はいたよな)。サッカーも上手いのか下手なのか微妙だけど、
たまに凄いプレー(まぐれっぽいけど)が発動するし、要所で何気に点も取ってる。

彼は彼なりに『走れない、蹴れない、守れない』の三重苦(39歳)、
米村さんにイラついてるのかもしれない。

「・・・あと10分待とう」俺は古田くんに告げた。
ローカルルールで40分ハーフ。前半残り5分から攻撃に出てみるのも悪くないと思う。
それに古田くんは意外と頑固だという事、最近わかってきた。
自分の意見が通らないとプレーも微妙にふて腐れたりする。

明らかに前線の米村さんで手詰まりになってるのは俺にもわかっている。
米村さん、基本いい人だし最年長だから、みんな試合中あまり強く言えない。
でもそれが、かえって悪い方向に作用している。

(次回へ続く)

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