Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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ニュースリリース等でご覧になった方もいるかと思いますが、水戸ホーリーホックが昨年度
Jリーグから借り入れた3000万円を期限の1月末に返済できる目処が立たず、
今年10月31日まで借入延長(期日一括返済)という発表がされました。
正確には『toto基金』から『公式試合安定開催基金』への借り換えですが
詳細の説明は、このブログでは割愛させていただきます。

「3000万円」という金額について。プロ野球だと中堅選手1人の年俸にあたり、中には数億円の
年俸で働いている選手もいるので、特に他地域の方にはそんなに大きな額に思えないかもしれません。

しかし水戸ホーリーホックの年間予算は4億円程度。これで選手・スタッフ数十名の給料から
宣伝費、諸経費、そして試合運営費までやりくりしなくてはなりません。引き合いに出すのも失礼ですが
ダルビッシュ投手の年俸にも満たないお金で、チーム全体の1年間を動かすわけです。

3000万円というのは、我々一般の勤め人が数年間頑張って、ようやく稼ぎ出せる金額。
地方の中小企業にとっても、これだけ収益を出すのは容易ではありません。
それを残り10カ月で返済しなくてはならない。300日間とすると1日10万円の計算です。
事態というか事情の重さ、少しは伝わったでしょうか。

別の角度で考えれば、2000円のチケットで観てくれるお客さん1万5000人分が3000万円。
平均観客動員3608人のチームにとって、これも高いハードルです。

お金を出してくれるお客さん、スポンサーの有り難さは私達ボランティアも痛感しています。
難局をいかに乗り切ったら良いのか?観客動員、収益を増やすには?
ここで『数字』の議論をすると、暗い未来しか待っていないような気がする。

数字はもちろん大事ですが、ここは商売の原点に立ち返って考えるべきだと私は思います。
『お金では買えない価値のあるものに人は集まり、ひいてはお金も集まるのだ』と。
具体的に『サッカーを通した感動、一体感、日常を忘れられる楽しさを買いに、人々はスタジアムに来る』
のではないでしょうか。

「子供達に夢を、地域に元気を」言葉としては立派ですが、個人的に何ができるかを考えると
途端に視界がボンヤリしてしまう。まずは自分自身の「きっかけ」を思い出してみましょう。

私は数年前、就職を機に地元の水戸に帰ってきたものの、これといった目標もなく
日々を漫然と過ごしていました。そんな中たまたま招待券でホーリーホックの試合を観に行きましたが、
「弱いチームだな」という印象しか残りませんでした。
ただし「これは放っておけない弱さだな」と心に引っ掛かったのも確か。
その後『無料入場者 → 有料入場者 → ファン → 声出し応援』とステップを踏み、
ついにサッカーボランティアの世界と出会いました。
今では水戸の中はもちろん、各地に悩みを共有したり励ましてくれる方がいて、とても充実しています。

チームのため、自分にできる事は限られている。あるのはせいぜいサッカーオタクとしての知識ぐらい。
でも、それは最大限に活かそうと。このブログや『ホリスポ』でサッカーの面白さ、
素晴らしさを伝えていければ、少し楽しくなるのかもしれない。
難しく考えずそれぞれのやり方、ツボでもって周囲と楽しさを共有すれば、自然に盛り上がると思います。

私はとてもバランスの悪い人間なので、皆のフォローがなくては何ひとつできません。
だけどそこに甘えていいのが「チーム」じゃないかと。
メンバーのそれぞれに持ち味やスキルがあり、短所すら素敵な個性として活きる場面もある。
会社や学校で聞いた事、覚えた事を出し合えるのも、ボランティア活動の魅力のひとつだと思います。

返済期日の10月31日は奇しくも昨年観客動員1万人を達成した日。
これも何かの運命というか、吉兆ととらえましょう。

『皆で楽しく返そう、3000万円』

by 小番頭・K

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