Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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皆さんはTVゲーム(死語?)の『サカつく』で遊んだ事、ありますか?
地元の自治体に架空のJリーグクラブを作り、チーム編成や施設整備、ホームタウン活動を地道に重ねつつ
日本ひいては世界の頂点を目指すという内容です。私は20代前半、このゲームに魂持ってかれました(苦笑)

『サカつく』をやっていて最も苦しいのは、戦力も環境も整っていないJ参入初年度。
春先の対戦でボコボコにされ、当初は優しかったサポーターも不満を口にし、運営予算が底を尽きかける。
リアル志向は良いのだけど、こんなシビアにしなくても・・・途中で挫折した方はいると思います。

それでも無所属の選手を補強したりトレーニングを粘り強く続ける事で、だんだん勝てるようになってくる。
シーズン前半戦で手も足も出なかった相手にリベンジを果たすのは、結構な爽快感です。
何より観客動員が常に自然増していくのが良い(笑)交通アクセスに投資したり色々仕掛けがあるのだけど、
これはさすがにゲームの世界だなあと。勝てども勝てども入場者3000人という状況は起こらないのですね。

そして現在「リアルサカつく」と形容すべき、快進撃を続けているチームがあります。明日水戸が対戦する
松本山雅FC。開幕当初は苦しんだものの知将・反町康治監督の指導、また積極的な補強でチーム力を上げ
ここ3か月でわずか1敗と好調。サポーターの後押しも熱く、スタジアムの「劇場効果」を生んでいる。
雨や平日ナイターでも6000~7000人集めてしまう動員力は驚異です。

私は先月、個人的に松本山雅FCのホーム・アルウィンに足を運んできました。スタジアムの導線も雰囲気も
本当に素晴らしく、終始圧倒されっぱなし。「俺は、こんな会場が作りたかったんだよ!」素直に感じました。
そして「デフォルト(J初年度)でこのハイレベルか・・・」と、水戸の歩んできた道を振り返って凹みもした。

ゴール裏の大応援団が、FW塩沢勝吾選手へ「♪今日もゴール決めちゃって!」と歌い踊る。
あのシオ(06年~08年水戸でプレー)がこれほど多くの人から声援を受け、堂々と戦っている。
人生で初めてサインを貰ったサッカー選手だという事もあり、心の中に不思議な感動が溢れました。

この試合では山雅が大勝を収め会場はお祭り騒ぎだったのですが、帰りのシャトルバスになると不思議なほど
シーンと静まり返っていた。おそらく同乗しているアウェイサポーターに気遣って、自重していたのでしょう。
ビジターゲートには対戦相手のグッズを飾るぐらい、『おもてなしの精神』が行き届いている。

3月にKsスタで試合をした時も多くの山雅サポーターが来てくれて、気圧されてしまうほどでした。
撤収時アウェイエリアを見回ると、スタンドにゴミひとつ落ちていない。マナーの良さに感激したものです。

裏舞台では色々あるのかもしれないけど、外野から見て突っ込む余地がないほど健全に成長しているチーム。
そんな松本山雅FCに対し、水戸がたどってきた歴史は正反対。屈辱と無力感、失望の繰り返しでした。
屈託なく盛り上がれる彼らがまぶしく、羨ましく思います。

とはいえ幾万の障害に阻まれ、翻弄された10数年は馬鹿にできない。私も6年間、ままならない状況下で
知恵をひねり体を張ってきた。いつしか自分の中に、『不気味な強さ』が宿るようになりました。
これは今の水戸ホーリーホックというクラブ全体から感じ取れるもの。
輝きはないかもしれないけど黒いオーラで相手を呑み込む事はできる(笑)

黒いオーラは冗談ですが、ネガティブ要素と肉弾戦を繰り広げてきた人々の「芯」は簡単に折れません。
それをいかに今後のチーム力や運営に反映させ、本当の強さを手にしていくか?

現在多くの面で松本山雅に「上を行かれている」。変に卑屈にならず、素直に受け止めるべきです。
Jの先輩・後輩に関係なく彼らから学ぶものは本当に多い。というかそういう姿勢を持たないと、
来年の水戸はおそらくJFL降格争いの方に巻き込まれているでしょう。

明日の対戦にあたり、松本は木曜に岐阜と戦ったコンディション面の差があります。
しかし水戸は西岡選手、隆行選手という2本の柱を欠く陣容。そしてアルウィンのサポーターも相手に回す。
スタジアムに選手のパフォーマンスを向上させるパワーがあるため、簡単なゲームにならないと思われます。

屈折した思いはあるけど尊敬すべき後輩には、持てる力の全てをぶつけたい。
相手に最大限のリスペクトを払うのは、自分自身のためでもあるから。
水戸も山雅も「リアルサカつく」の、夢の途中。たどる道は違うかもしれないけど、ともに頂点を目指して。

明日が熱く、面白いゲームになる事を期待します!

「チカラをひとつに。 -TEAM AS ONE-」

by 小番頭・K

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