Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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選手の動きは決して悪くなかった。しかし結果は0-3の完敗。対戦相手ジェフ千葉の
動きが良かった事は要因として挙げられるけど、それ以上に「やらせてしまった」のは課題です。
「どんな相手でも自分達のサッカーを貫く」水戸の姿勢が、悪い方に出た試合でした。

大サポーターが声援を送るフクアリで、J1昇格に向け不退転の決意でピッチへ出たジェフの選手。
結果論だけど彼らに対しては「引いて焦らしてカウンター」という戦法の方が、勝機はあった気がします。
水戸は4日前10人でアウェイゲームを闘いきった上、レギュラーのセンターバックを欠いた状態。
『自分達のサッカー』をやり抜くには、あまりにも厳しい台所事情だった。

ホーム8勝3分4敗、アウェイ3勝4分9敗。今季ここまでの水戸ホーリーホックの戦績です。
近年の傾向だけど、ホーム勝率の方が際立って高い。これは目指しているサッカーにも関係すると思います。

例えば攻めさせてカウンターという『相手に合わせるサッカー』なら、アウェイでもしぶとく勝点を拾う
可能性は高い。しかしホームでなかなか点の入らない展開となり、勝利を取りこぼすリスクもある。
一方で今季の水戸のような『こちらから仕掛けるサッカー』はホームの雰囲気が後押しし、実際ゴールや
勝利につながる時も多いけど、アウェイでは大事な「もうひと踏ん張り」がきかない局面もある。

だったらホームとアウェイで戦法を使い分けて、賢く勝点を重ねれば良いのにと素人なりに思うのですが
柱谷監督はそれを潔しとしないというか、クラブ全体がまだそんな器用な芸当をできるレベルにないというか、
試合ごとにやり方をコロコロ変えていたら未来に何も残らないというか。そんな意志が感じられます。

『パスで揺さぶりゴールを目指す』、水戸が一貫して目指してきたサッカーです。これは見ごたえがあって
面白いけど、負けたら結局面白くないわけだから難しいですね(苦笑)千葉の谷澤選手や兵働選手のような
図抜けた実力者には常に2~3人で囲むなり対応すべきだったけど、あえてそういう「シフト」は
敷かなかった。『無策』と揶揄されても仕方ありません。だけどそこに全く光明がないわけでもない。

パスやトラップが数cmズレて致命傷につながる。今日味わったような悔しい思いも「込み」で、
選手達のプレー精度は向上しています。あまり出場機会のなかったキム・ヨンギや代健司選手も含め
堂々とボールを持ち、動かせるようになりました。

こういった積み重ねが奏功し、ホームでちゃんと勝てるようになっている。しかも内容が面白いから
観客動員も伸びている。ここまで来たらとことんまで突き詰めて、物凄いサッカーで酔わせてほしい。

J1昇格という山の頂上を目指すにあたり、水戸ホーリーホックのアプローチはとても効率が悪いです。
車やロープウェイなど省エネの選択肢もあるというのに、わざわざ徒歩で汗だくになりつつ登るような。
周りからは愚直を通り越してバカと笑われるでしょう。

とはいえ現在Jリーグに属する40チームのうち、「これが俺たちのサッカーだ!」と言い張れるほど
個性を発しているチームは片手で数えるほど。序盤はどこも従来とは違う面白い試みをしているものの
シーズンが進むにつれてタイトルや残留争いの『勝ち星計算』に呑み込まれ、結局はキーマン潰しや
補強した個の力頼みなど、内容の薄い展開になりがちです。「結果」はクラブの経営も左右する大事な
要素だから決して無視できないけど、あまりにも現実路線に寄りすぎてやしないか?と。

勝利という目的のためならどんな形でも構わない。これはひとつの真実です。
ただ「内容を追及するほど余裕はない」と映る場面が、サッカーに限らず日本のあらゆる分野で起きている
気がしてなりません。成長を下支えしてきた理念や姿勢の美しさよりも、目先の利益を追求してしまう。
それがさらなる行き詰まりにつながってゆく悪循環。

水戸ホーリーホックの選手達には、信念を貫いた上で勝ってほしい。
このせち辛い世界で、いかに生きるべきかを子供達に伝えるメッセージにもなると思うから。
わざわざハードル上げて難しくしている感はあるけど、それを越えてみせる事に意味があると。

自分達のサッカーで手にした勝点40。断じて無意味なものではありません。
そこに絶対的な価値を与えるために私達も含め最高のコンディションを作り、精度を上げるのが肝心です。
逆境だからこそ美しく、強くあれ。

「チカラをひとつに。 -TEAM AS ONE-」

by 小番頭・K

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