Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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「僕がサッカーボールを蹴りはじめたころ」

僕が小さいころ、スポーツは野球だった。
12歳の春にJリーグが開幕して、
思いきり影響されてボールを蹴りはじめた。
最初はチームの中で、僕が一番下手くそだった。
悔しくて、一人でドリブルの特訓をした。
そして2年後、チームの中で僕が一番下手くそだった。

とにかくよく負けた。11点取られた試合もある。
駆け引きなんて知らなかった。
同じ奴に同じフェイントで、3回連続抜かれた。
ペース配分も知らなかった。
後半になるとヒザに手をついてバテていた。
とにかくよく負けた。

そのかわり初勝利は最高だった。
全然活躍してないのになぜか僕が胴上げされた。
初ゴールは頭で押し込んだ。
その瞬間はスローモーションで何度もリプレイできる。
わけのわからないガッツポーズを皆にからかわれた。

雨の試合は泥まみれになって走った。
ハーフタイム中、身体から湯気が出た。
なぜかいつもよりテンション高かった。

安物のスパイクを何足も履きつぶした。
テーピングなんて知らなかった。
ケガは気合で治ると信じていた。
Jリーガーになりたかった。

高校に入ってもサッカーを続けた。
3軍の控えだった。
チームの中で僕が一番下手くそだった。
中学まで野球をやっていた奴に追い越された。
地味にショックだった。

僕はJリーガーになれない。
すべての努力が無駄に思えた。
そして僕は、サッカーを投げ出した。

「もう走らなくていいんだ」
清々したけれど、1週間後にはもう後悔していた。
かつての仲間たちがまぶしく見えた。

僕がサッカーボールを蹴りはじめたころ、
Jリーガーになるのが夢だった。
あれからだいぶ年をくって、
僕はあのピッチの上に立てていない。


だけど僕は、今もJリーグに夢中だ。


by 小番頭・K

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