Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

2017/09123456789101112131415161718192021222324252627282930312017/11


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

それなりに長い人生において、はじめて『茨城』を意識したのはいつごろだろう?
果てしなく広がる田んぼと国道と、自動販売機。物ごころつく前、これが私の世界のすべてだった。

ほどなく水戸という町を知り、社会科かなんかの授業で「県」のくくりを学んだ。
だけどまだまだ頭の中はメガドライブ、コミックボンボン、志村けん。
愛郷心やサッカーが根付くのは先の話だ。

反抗期のただ中、日本にプロサッカーができると耳にした。
リーグ?プロ?J?私は何ひとつ理解してなかった。茨城にもチームが生まれるらしい。

鹿島。それは5年3組に所属してたころ、工場見学に行った町だ。
赤々と燃える巨大な板が、鋼鉄になる課程。原料は鉄鉱石と、あと何だったっけ?
帰りにもらった学習マンガ『元ちゃんの製鉄所』は、実家のどこかに眠ってるだろうか。ちょっと見返したい。

そんな鹿島に、ジーコが来た。キャプテン翼とかで聞いた名前だ。
だけど当時はクロマティや、バースの方が大物だと思ってた。

Jリーグブームのさなか鹿島アントラーズは大進撃、日本サッカーに伝説を残す。
「茨城のチームが日本一に」。心底誇らしい一方で、「自分が支えていく必要はない」とも感じた。
かくして隣県の少しイケてないチーム、ジェフ市原の応援に夢中となる。

20世紀が終わり、21世紀もぼちぼちひと回り。
茨城県人のぶきっちょさ、PR下手、根の優しさに触れながら色んなものを見て学んだ。
私はいま、水戸ホーリーホックというチームに移籍し闘っている。

田んぼと国道と、自動販売機の行きつく先を私は知っている。
だけど知らないところで、苦しんでいる人たちがいる。限りなくゼロに近い収入でやりくりしている。
当面食べるものに困っていない自分は、何をすべきだろう。

怒られるかもしれないけど、私はサッカーをやりたい。
スタジアムに多くの人を集めて、みんなで元気になりたい。町の隅々を、少しでも明るく照らしたい。
ひとりの力は限られてる。だからこそ全霊込めて、やる。

『王座奪還』を至上命題とする鹿島。ようやく『輝きへのスタートライン』に立てた水戸。
まだ彼我の差は大きい。でも卑屈になる必要はない。着実に、力強く前進しているなら胸を張ろう。
茨城に、もうひとつの歴史を創るんだ。

楠木、小田、大掾(だいじょう)、結城、佐竹、そして徳川。
時代のリーダーたちが知恵を絞って拡げ、脈々と守ってきた土地。
そんな茨城の地はいま、多くが疲弊している。痛さをこらえて立ち向かうか、逃げ続けるか、もう少し考えるか。
逃げ道には行き止まりがあり、考える時間にも限りがある。
まずは直径22cmのボールに想いを託し、走りだしたい。

J1への途も、復興への途も、とてつもなく厳しい。
だからといってそれが「やらない理由」にはならない。
週末は温かい布団からいち早く抜け出し、町のスタジアムへ向かうんだ。


いばらきサッカーフェスティバル2012 水戸ホーリーホックvs鹿島アントラーズ
2月25日(土)/ケーズデンキスタジアム水戸
14:00Kick off!


「チカラをひとつに。 -TEAM AS ONE-」

by 小番頭・K

スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。