Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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先週発売された雑誌『サッカー批評』、もうお読みになったでしょうか?
鈴木隆行選手のインタビュー記事が6ページにわたり掲載されています。
ヒザの古傷は98年ジェフ時代のものである事、中学1年で身長が20cmも伸びた事など興味深い話が多々。
インタビュアーによる、茨城県民と水戸ホーリーホックの距離感の考察も泣けます。

さて今日は同じ号に載っていた、ファジアーノ岡山の集客戦略に感銘を受けたので紹介します。
2009年J2に昇格して以来、成績も観客動員も堅実に伸ばしているクラブ。
チアゴ、金民均、久木田紳吾といった有能なアタッカーや植田龍仁朗選手の57mヘディングゴールなど
ピッチ上の楽しいトピックも増えています。そして今年は鉄人・服部公太が加入。
巡り合わせ次第では日本代表レギュラーでも不思議じゃなかった名手です。

私が岡山のホーム・カンスタ(当時の桃太郎スタジアム)へ行ったのは3年前の11月、甲府戦でした。
かつて水戸でヘッドコーチ(2003年~2004年)も務めた手塚聡監督のホームラストマッチ。
地域リーグ所属のファジアーノ岡山をJFL、そしてJ2に引き上げた功績は偉大だと思います。

ハード的に恵まれたスタジアムと言えない中、外周に屋台村がひしめきサポーターがバックスタンドを
埋める様はまさに「お祭り」でした。チーム戦績も上向いている今は、さらに盛り上がっているでしょう。

この好調さの要因について「交通の要衝である政令指定都市」「駅から徒歩でも行けるアクセス」
「外資出身のやり手社長」と勝手な分析をしていましたが、記事を読んで自分の認識の浅さを痛感しました。
岡山の強さは木村社長以下、裏方として関わる人々の『人間力』。ボランティアも活発な印象です。

個々の事例は折を見て触れたいと思います。今回は木村社長の言葉から、クラブに流れる前向きな空気感を
お伝えしたいなと。木村社長は学生時代NHK受信料の集金アルバイトで、営業の基礎を学んだ経歴あり。
その姿勢から学ぶべき所は多い。岡山関係者の皆さん、勝手に紹介してすみません!


(無報酬で社長業を続ける理由)「経営者としての判断で、僕1人がもらう分で選手が1人雇えるからです」

「フロントとチームは常に競争なんですよ。仲間ではあるけれど、僕らは1円でも多く稼いでチームに持っていって、ひとりでも多くの観客に来てもらうのが勝負。チームは勝つことが勝負だと」

「やはり一番は、最初にスタジアムに行こうとするきっかけづくりです。これが一番難しい。結局、人なんですよ。一番は人に誘ってもらうこと。そのために僕らはひた向きに頑張るしかない。何かあれば、スタジアムに来てくださいと言い続けること、あいつら頑張っているなあ、と皆さんに思ってもらうことですよ」

「メインディッシュはサッカーですけど、それ以外に楽しんでもらえる雰囲気づくりですね。人は匂いや明かりや音などに惹きつけられますから。お金がなくても街一番のカーニバルになる工夫はたくさんあると思いますよ」

「自分たちで考えて、自分たちで動く。その意識の高さが一番大事です。うちのスタッフはもうそのステージに入っています。そのために僕も一人ひとりをよく見てあげて、声をかけたり、かけなかったりする」

(クラブスタッフが出向でなく生え抜き採用である事について)「みんな退路を断って来てもらっています。退路がある人とない人では成長しようとする前傾姿勢がまったく違います」

「集客に関わる仕事は地味だけど非常に重要だと思っていて、チームの成績が良くても悪くても頑張りぬけるような人をずっと探していたんです」

「仕事内容にもよりますが、我慢強さかなあ・・・。実際に負けると家族までボロクソに言われる世界なのでね」

「この仕事、98%は辛いと思います。だから、誰もが幸せになるためにはある程度の我慢強さは必要。そういう状況の中で、日々コツコツと努力を続けたスタッフが、自分の殻を破って伸びたときが一番嬉しいですね」

(プロ野球パ・リーグの球団に挨拶に行っての感想)「上手に経営している球団でも、負けることを前提に経営を組み立てていると。もちろん、姿勢は勝たないといけないし厳しく求めるのですが、もっと大事なことは勝っても負けても応援してもらえる文化なんです」




ケレン味も卑屈さもなく、粛々と熱く。近い将来、J1昇格争いに加わるクラブだと思います。
ファジアーノ岡山は今年でJリーグ4年目、我らが水戸ホーリーホックは13年目。
成績や運営で上に行かれるのは正直、面白くありません。しかし後輩の尊敬できる所を素直に認め、
謙虚に見習っていく姿勢は常に必要。自らの成長を妨げるプライドなら私は捨てます。

岡山の木村社長のパーソナリティには脱帽するばかりですが、水戸も負けていません。
沼田社長率いる成長著しいフロント陣、そして世界に誇るボランティアスタッフがいる。
ともに市民クラブの星となるため、住む町にサッカーの魅力を発信し続けたいです。
ギリギリの接戦が多いホーリーホック対ファジアーノ。今年も熱い試合をやりましょう!

「チカラをひとつに。 -TEAM AS ONE-」

by 小番頭・K

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