Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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1993年Jリーグ開幕。茨城県北部に位置するU中学校1年2組では、クラスの大多数が
鹿島アントラーズを応援。数学のM先生は鹿島が負けた翌日、授業中明らかに不機嫌だった。
大きく差を開けてヴェルディ川崎派や横浜マリノス派などが続く中、
変わり者の僕は何となく「ジェフか、フリューゲルスだな・・・」という二者択一をしていた。

悩んだ末、ジェフに決めた。理由は胸スポンサーの『SEGA』。7歳の誕生日に父が『セガマークⅢ』
という超マニアックなゲーム機を買ってきてから、根暗で味のあるゲームの数々に魅了された。
メガドライブ、ゲームギア、セガサターン、ドリームキャストと20歳すぎまでセガ一筋。

ドラクエとかマリオの話は合わせられなかったけど、「Kの家には変なゲーム機がある」と
逆に友達が集まってきた。これが僕の人生なのだと、子供心に妙な確信を持った10歳の夏。
マイナーでも人と違う道を歩こう。負け組になっても、面白がれればそれも素敵。

市原臨海競技場の石油くさい空気と、「黄・緑・赤」の垢抜けないユニフォーム。
1つ勝って2つ負け、1つ勝って3つ負け、2つ勝って2つ負けるという、しみじみしない戦績。
地味に減り続ける観客動員。クラブが上手く行かなければ行かないほど、僕の心は燃え上がった。

秋葉忠宏、江尻篤彦、越後和男、大柴克友、オッツェ、木澤正徳、後藤太郎、後藤義一、斉藤大輔、
酒井友之、坂倉裕二、下川健一、城彰二、スコルテン、鈴木和裕、立石智紀、チェ・ヨンス、茶野隆行、
寺川能人、中田一三、中西永輔、新村泰彦、野々村芳和、バシリエビッチ、長谷部茂利、パベル、
林丈統、バロン、廣山望、ピーター・ボス、マスロバル、眞中幹夫、宮澤ミッシェル、ミリノビッチ、
ムイチン、武藤真一、村井慎二、山口智、要田勇一、吉田暢、吉田恵、リトバルスキー、ルーファー。

全国区の選手は少なかったけど、目を閉じれば彼らを熱く応援した日々を鮮やかに思い出す。
滅多に勝てなかった極寒の『ちばぎんカップ』。連れられたカシマで密かにジェフの勝利を祈り、
4-1で負けて心底自分の存在意義を疑ったあの試合。茨城から五井まで原付で行った夏休み。

市原から千葉へ。臨海からフクアリへ。監督神オシム。時の流れはチームを変貌させた。
ほぼ満席のスタジアムにナビスコカップ連覇。J1で3000人台という時代を知る人は少なくなった。
「ああ、もうジェフは大丈夫なんだ」10年以上愛したクラブの成長を心底喜ぶ一方で、僕の心には
ぽっかりと穴が空いた。強く大きくなるのはとても嬉しい。でも「千葉!」コールに馴染む事はできない。

就職で地元の水戸に戻ったら、Jリーグのチームがあった。ホーリーホックという。
無料で手に入れたチケットで笠松バックスタンドに入ると、そこにはあのイケてない頃のジェフがあった。
僕の『セガ魂』に火がついた。スタジアムDJのハイテンションな選手紹介にも魅せられ、
年を追うごとに生きる場所をゴール裏、コア席、そしてボランティアへと移していった。

水戸のボランティアリーダー補佐という立場も馴染んできた2010年。J2にジェフがやってきた。
自分の生まれ育った町と、自分の愛したチームが戦う。不思議な感動を覚えた20代最後のゲーム。
「真心こめて、やっつけよう」それが古巣に臨む思いのすべてだ。選手の気持ちが少しわかった。
そして1-0で勝った。ジェフを選んだ事も、水戸に移籍した事もすべて胸を張れる。
どこまでも晴れやかな心で僕は30歳になった。

そして2011年Jリーグ最終戦。ジェフと水戸が今度はフクアリで対決する。
1993年当時はこんな展開、夢にも見ていなかった。チームにはW杯でゴールを記録したFWがいて、
監督は柱谷哲二。自分はボランティアスタッフという立場で関わっている。

放課後の部活で「パベル!」とか叫びながらヘディング練習していたバカ中学生の僕に、
「31歳の未来はちょっと大変な事になってるけど、ちょっと面白い事にもなってるぞ。
ジェフから離れる日が来るかもしれないから、目の前の一試合一試合を夢中で観とけよ」と伝えたい。
・・・いや、その必要はないか。ジェフ歴代の選手は今でも200人そらで言えるぐらい夢中だったから。

明日は赤塚駅から蘇我駅というルートで移動し、フクアリのアウェイゴール裏で声出し応援する。
その後東京で友達の結婚式に出席。礼服で飛び跳ねよう(笑)
7歳の誕生日に予想していなかった人生。この上ない幸せを感じている。

「チカラをひとつに。 -TEAM AS ONE-」

by 小番頭・K

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