Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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昨日のホーム千葉戦は1-0で見事勝利しました!!
ともに夜遅くまで活動した関係者、ボランティアの皆さん本当にお疲れ様でした。
一夜明け職場で「ジェフに勝ったんだって?」と声かけられて、鼻高々の一日です(笑)

決勝点を豪快にゲットした吉原宏太選手、ゴール後の『キャプテンパフォーマンス』含め
やはり役者が違うなと。こぼれ球を予測して動き、マーク外しながら打つ巧さはもちろん、
特筆すべきはそれが左足から放たれたシュートだという事。昨年アキレス腱断裂した方の足です。

怪我明けでも容赦なく削られる実戦の場で、再発する恐怖心は常に感じているでしょう。
今度やったら2度とボールを蹴れなくなる可能性だってある。吉原選手自身がインタビューで
「左右のバランスはもう戻らないかもしれない」と語る中、恐怖よりも優先させて選んだものとは。

少し立ち直ったように見える水戸周辺の町も、農水産業を中心にとても弱っています。
放射線被害にさらされ続ける県北地域。何より人々の心がカサついている。
しかし昨日Ksスタに足を運んだ2155名のお客さんは、明日への活力を胸に帰途に着いたでしょう。

貧乏にして未熟。直視するにはあまりにキツい現実とがっぷり組み合い、堂々たるサッカーで
J1クラスのチームを破る。春先に「この戦力で勝てるのか?」と不安視された選手達は愚直に成長し、
逆境に負けないメンタルをも獲得しつつある。これは感動できる物語です。

吉原選手もプロ生活初めてと評する一体感が、今のチームを包み込んでいます。
貧乏だからこそ、未熟だからこそまとまれた。おそらく戦後の日本はそうやって成長してきたのでしょう。
ここから水戸はもっともっと強く、面白く、魅力的になる。そんな無限の光をひしひしと感じます。

だけど「豊かになりすぎるとかえって幸せが遠ざかる」、これも歴史の示す皮肉。
成長の過程で道を誤ると、つまらない内輪もめばかりやっている集団に成り下がる危険もある。

現在『豊かで幸福なクラブ』といえば、真っ先にスペインのバルセロナが浮かびます。
サッカーの美学をぶらす事なく追求し続けた結果、世界中で最もファンの多いスポーツチームになった。
現役時代から象徴として活動するクライフ氏はもちろん、スタッフやサポーター、
ボランティアのような立場の人々まで、同じ美学を共有しているからだと思われます。多分。

水戸ホーリーホックはこの先、何を旗印に進んでいったら良いのか?
私はKsメインスタンド復活の合言葉である『もう負けない』が、重要な意味を持ってくると思います。
負け続きの歴史に経営危機、震災被害という「踏んだり蹴ったり」の状態から立ち直り始めた
今だからこそ、皆で力強く口にするべきメッセージ。

昨夜キャプテンマークを巻いた背番号9も「負けたくない何か」があるから、
満身創痍の左足でシュートを撃ったのでしょう。これがゴールに突き刺さり勝利を呼び込んだ事は
ただの1点ではない、本当に大きな意義があります。

人は傷ついた身体でも、傷ついた心でも、何かを為せる。
笑える日を迎えられるよう厳しいリハビリに耐え、勝負所に備える。
小さな勲章を残せたら、迷わず次のステージへ行ってみよう。
そこでは自分はもちろん、他の誰かを笑顔にできる可能性だって広がるかもしれないんだ。

朝起きるたびに鬱々とする日常で、選手達が汗水たらして見せようとしているもの。
格好悪いけど、最高に格好いいもの。
自分も『傷ついた左足でシュートを打たなくてはいけない』ような状況に出くわすかもしれない。
しかし水戸には、それをやり切ってみせた男がいる。

左足が示したもの。
前へ進む勇気、現状打破する気迫、無謀さが生むダイナミズム。
塞ぎこみがちな心に「このまま寝てられないだろ!」と、熱い風が吹き込んできます。

「チカラをひとつに。 -TEAM AS ONE-」

by 小番頭・K

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