Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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先日スーパーに行ったら、『くめ納豆』が復活していた。思わず「おおお!」と声を上げてしまった。
私が一番好きなブランド。これまでの人生において、確実に1000パックは食べている。
被災した常陸太田の工場は立ち直ったのか。高校の通学路で初めて見かけた時は、
同じように「おおお!」と思った。

小さい頃からどんなに落ち込んだ朝も、白いご飯と納豆があれば何となく元気が出た。
お行儀の悪い子供だったので、口の周りをネバネバさせながら「行ってきまーす!」と家を飛び出した。
思えば友達も学校の先生も、クラスの気になるあの子も、朝は納豆を食べてきたんだろう。

初めて納豆を食べられるようになったのは、小学校に上がるぐらいだったか。
それまで何となく敬遠してたけど、家族に乗せられて口に運んでみた。
食べられなくもない。いや、けっこう美味い?・・・私はめでたく1パックを完食した。
「よし、明日これを胸につけて学校に行け!勲章だ!」父が白いパックの裏に私の名前を書き手渡した。
父は酔っ払っていない。素面でよく冗談を言う人だった。家族一同、腹を抱えて爆笑した。
幸せだったんだと思う。

あれから20年以上が経って私は、同じ納豆を一人で食べている。
「いま、幸せですか?」
納豆の粒の数ぐらい繰り返された質問だけど、私は「幸せ!」と即答する。
「なぜなら、サッカーがあるから」

ロアッソ熊本を迎えてのホームゲームが行われる。熊本は今や、あらゆる意味で強いチームだ。
今回の震災を受けて水戸のため義援金を集め、Ksスタに子供たちを招待するチケットを買ってくれた。
ちくしょう男らしい、素晴らしい行動じゃないか。「ありがとう」の気持ちに少し複雑な感情が混じる。
対戦相手の素敵さを目の当たりにすると、ちょっとした悔しさを抱いてしまうのだ。

明日の今頃、勝利の喜びを噛みしめているのか、それとも敗北の悔しさを噛みしめているのか。
私は納豆を噛みしめながら考える。とにかく試合に関わるすべての選手、スタッフ、サポーター、
ボランティア、そして子供たちへ「Ksスタに、水戸に来てくれてありがとう」と言おう。

苦しい状況になっても、最後の最後まで粘り強く。
明日は納豆を買って帰ろうと思う。

by 小番頭・K

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