Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックを裏方としてサポートする、ボランティアスタッフのブログです。

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191cmの体格を誇るDF加藤広樹選手の、現役引退が発表されました。
在籍5年で44試合3得点。骨折や十字靭帯断裂、幾度も怪我に泣かされたプロ生活。
シーズン通して出場できていたら、どれほど凄いストッパーに成長していたか・・・。

とはいえ残したインパクトは計り知れません。空中戦で負けた場面はほぼ皆無。
スピード面で厳しい所はあったものの、彼が最終ラインに君臨するからこそ手にした勝点は多い。
何より地上3mから叩き込むようなヘディングシュートは、素晴らしい爽快感がありました。

仕方のない事とはいえ、大きな才能が開花できずにピッチを去るのはやはり寂しいです。
『ビッグウェポン加藤』の名が全国に轟くまで活躍を見届けたかった。夢を与える力があっただけに尚更。


過酷とされる水戸ホーリーホックの環境は、選手の力を伸ばす反面、怪我のリスクとも隣り合わせ。
全てが行き届いて甘やかすような環境で「腐る」ケースもあるので、どちらが良いとは言えません。
しかし少なくとも芝の状態や身体のケア体制など、プロ生命に関わる所はもっと整えてほしいなと。

「主力が育って引き抜かれる」構図はまだ変わらないものの、プレーヤーの在籍年数は伸びてきています。
彼らがサポーターから愛されるように、彼らもクラブを深く愛してくれる関係でありたいですね。
加藤選手のこれからに幸多かれ!そして頑張れ、同期の島田選手!あと2段階ぐらいは化けられるはず!!

最後にデイリー・ホーリーホック上で連載させていただいた、コラム『裏方魂』を紹介して締めとします。

第15回 運営の秘技7選

第16回 掲示物語

第17回 鉄骨を呆然と見上げた日

第18回 J1予習ドリル


自分の好きなチームについて書けるネタがある幸せ。書かせて貰える場がある幸せ。
そして皆さんに読んでいただける幸せ。すべてに感謝します。

「チカラをひとつに。 -TEAM AS ONE-」

by 小番頭・K

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本日発売のDVDブック『魂の男 鈴木隆行』を購入しました。
幼少時の写真から水戸ホーリーホックでプレーする今に至る映像と、振り返りの文章が収められています。
あまり知られていないブラジル修業時代や、川崎フロンターレでの葛藤など興味深い。
盟友・柳沢敦選手との対談も現在だからこそ伝わってくる深みがある。

W杯で挙げた伝説のゴールから10年以上経ち、37歳にしてキャリアハイを達成した強さの源とは。
トレーニングへのこだわり、若くして異国で昇格争いに関わった等の経験値は間違いなく挙げられます。
しかしこの人の本当に凄い所は肉体的・精神的な『痛みに耐える力』だと思いました。

得点という結果で評価の大半が決まるFWというポジション。試合で機能しても存在感を見せても、
わかりやすい数字が残せなくては居場所を失いネタにもされる。忸怩たる気持ちもあったでしょう。
それでも自身の成長を求め続けた冒険の旅。悲壮感は漂わせずあくまで自然体。

数々の移籍歴は迷走と取られるかもしれないけど、全てが血肉になっている事は現在のプレーを見ればわかる。
年齢的に避けられない疲労の蓄積や、古傷が激痛を起こす事もあると思います。
彼は一貫して泣き言をいわない。時代が失いつつある格好良さ、男らしさを感じるのはその辺りかなと。

己の力が足りなくても、環境に恵まれなくても、工夫しながらやっているうちに道は開ける。
人間の「生き方」、チームの「在り方」について改めて考えさせられました。
2014年の隆行選手がますます躍動するよう、私達も全力で応援しましょう!

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「チカラをひとつに。 -TEAM AS ONE-」

by 小番頭・K


Jリーグも移籍市場が活発化し、各チームの輪郭がおぼろげに見えてきました。
水戸は契約更新が未発表のため心配は尽きないものの、新加入選手の顔ぶれを見るとなかなか良い仕事
しているなと。予算バランスを見ながら層の薄いポジションを補完、上積みする意図がよくわかる。
チームとして空洞化しがちな「20代後半」も、堅実にカバーしてますね。

ここ数年で良くなった点は、水戸や茨城に縁のあるプレーヤーを継続的に取っている事。
県内の高校や大学で青春時代を過ごした選手が、Ksスタで躍動する。
水戸ホーリーホックでプロ生活を始めた選手が、ベテラン又は強化スタッフとしてチームに戻ってくる。
応援する側の思い入れも、格段に違ってきます。

後ろ盾となる大企業やパトロンがいない市民クラブにとって、「いかに地元から愛されるか」は大きなテーマ。
町に馴染みのある選手を獲得するのは、あまりお金をかけずサポート熱を上げる賢いやり方です。
もちろんプレーで一定の働きをしなくては意味が薄いけど、活躍すれば観客動員もスポンサーも盛り上がる。


水戸はJ2で15シーズン目を迎えました。リーグ最古参という、名誉か不名誉かわからない記録の中
とても「味のあるクラブ」に仕上がってきました。

飲食店に例えると、新参ながらJ1へ駆け上がる勢いを持つクラブは『質の高いチェーン店』。
対してホーリーホックは『商店街の片隅で細々と営業を続け、最近になって客足が伸びてきた食堂』。
甲乙つける事はできないけど、私達も幸せを感じて良い状態だと思います。

底辺で長年くすぶってきた体験が、実は今後の武器になりうる。
笑って話す過去の苦労が持つ『深み』と『コク』、真似しようとしても出せる味じゃありません。
それを知る私達がどうアレンジし、昇華していくか?芸のない愚痴で腐らせるのは勿体なさすぎる。

地元の色と、古参の味。ようやく「クラブ戦略」というものが見えてきました。
お金がない以上、少しばかり頭を使う必要がある。でも決して苦痛な作業ではないはず。
物語を面白くするのは、あなたです!

「チカラをひとつに。 -TEAM AS ONE-」

by 小番頭・K


月刊少年マガジンで連載中の野球漫画・『天のプラタナス』。万年1回戦負けの高校チームが
「日本一のバッティングピッチャー」入部と、野球は素人ながら勝負勘の鋭い女性監督就任により急成長、
強豪と渡り合っていく物語です。絵柄に好みは分かれるけど、素晴らしい台詞とエピソード満載。

その最新話で、こんなくだりがありました。(うろ覚えですが 汗)
大量リードされた上に、恐ろしく能力の高いピッチャーと対峙しなくてはいけない9回裏。
絵に描いたような絶体絶命ですね。どうにかこうにかランナー2・3塁の場面を作った所で、
ベンチから出たサインは『ピッチャー前に転がして2ランスクイズ』。バントで一気に2点、もぎ取れと。

走るタイミングに当てるタイミング。少しでもずれればチャンス消滅、すなわち敗戦を意味する。
しかし彼我の能力差から、敵を正攻法で打ち崩すのは難しい。
次の打順を待つ古参部員が「いくら何でも無謀すぎやしねえか!?」と冷や汗を流す傍ら、
主人公が耳打ちで鼓舞。「弱者の戦いは、いつもギリギリなんです!!」

古参部員はかつての日々に思いを馳せます。何のドラマも起きず、負けて当たり前だった頃が懐かしい。
でも今は立ち向かっている。食らいついている。それがこんなに重たく、苦しい事だとは・・・。


水戸ホーリーホックの最近2か月は、この「ギリギリ」と真正面から向き合う時期だったのかなと。
ずっとモノにできなかった大接戦、昨日ようやく制してひとつの殻を破りました。

大抵のゲームはあっさり負け、時々あっさり勝つ。数年に一度ジャイアントキリングを起こす。
リーグ戦における弱小チームの、典型的なサイクル。私達は長らくこのパターンに慣れ親しんできました。
期待しないから負けても悔しくないし、勝てば嬉しい。極力ダメージを受けず応援を続ける処世術です。

そんな中で、この7試合はすべて同点か1点差。しかも勝てるチャンスは充分あった。
否応なしに考えさせられます。「いったい何が、足りないというんだ?」


ピッチ上の課題については専門誌に譲りますが、関係者全般として、『競った展開』に対する免疫というか
経験値に乏しかったと思います。例えば先制して同点に追いつかれると「今日も駄目かな・・・」と弱気に
なってしまう。この無意識が数千人単位で積み重なれば、チームのテンションと勝率を下げます。

ヴェルディ戦もそういう空気になりかけたものの、選手達が真摯にサッカーと向き合ってきた事、
支える側も「このままじゃ終われない!」と願い続けた事が、11試合ぶり勝利という形で結実しました。
想像以上に時間はかかったけど、それだけ得たものも大きい。
『勝点3ゲットでぐったり』という、かつてない体験が何よりの証拠です(苦笑)


残留争いの修羅場を除けば、基本的に下位は勝利へのプレッシャーを感じずに推移する。
それに比べ中上位は常に勝つか負けるか、ギリギリのせめぎ合いに身を置く。
どちらが楽でしょう?どちらが面白いでしょう?

トンネルを抜けたように見えても、本当の意味で克服できたかどうかはまだ怪しい。
上のステージに行くカギとなる、『ギリギリへの招待状』は、各自の手元に届いています。
安易に開ければ息苦しい勝負の世界が待ってるし、開けなければずっとJ2の15位以下を彷徨うでしょう。

さて、皆さんはどうしますか。

by 小番頭・K


守備が良ければ攻撃不発、点を取れば守備崩壊。
チーム全体が結果へ上手く噛み合わず、「ぐぬぬぬぬぅぅ・・・」と呻くような日々です。
試合の中で見所はあるだけに、惜しさばかりが募ってゆく。

確かに夏場と比べ、水戸のボールは気持ちよく動いていない。その原因は何か?
「日替わり戦犯」は見つかるものの、個々の選手よりバランス的な所が問題な気がする。
監督はおそらく答えを持っているけど、あえて明確に示してないような。

手っとり早く勝点を稼ぐなら、序盤から放り込んでパワープレーの方が良いと思います。
しかしそれでは2009年に戻るだけ。内容なき8連敗が、苦い教訓として刻まれている。
決して結果を度外視するわけじゃないけど、ここ数年でホーリーホックが取り組んできたテーマは
「サッカーの中身」を手に入れる事ではないかと。ゲーム内容だけなら、格段に面白くなりました。


もっと勝てていれば盛り上がるし、お客さんが増えてJ1ライセンスの流れも早まるかもしれない。
その一方で今は目先の成果と同時に、未来永劫続いてゆく『伝統』『カラー』を築くべき時期。
要するに「二兎を追う」わけで、伸び悩むのは当然と言えるでしょう。

昔と比べて勝てる材料は、格段に増えました。でもまだ料理の仕方をよく知らないという事。
どうすれば最も美味しくなるのか?焼いたり、煮てみたり、刻んだり、蒸したり。
試す過程でとんでもない失敗作は出てくるけど、それがレシピに幅をもたせる。
引いてカウンターという「肉野菜炒め」一辺倒が、いつまでも通用する時代ではありません。

選手もフロントもそれなりの研鑽を積み、レベルを上げたうえでの10試合勝ちなし。
絶望したとしても無理はない。とはいえここで手詰まりじゃない予感は、プンプン漂います。
トンネルを抜けた先に、今まで見た事のない素晴らしい風景が広がっていると信じて。

とにかく皆さん、トンネルの途中で足を止める事だけはやめましょう!
明るい場所へ出られないばかりか、イメージ的に恐ろしいですからね(汗)

「チカラをひとつに。 -TEAM AS ONE-」

by 小番頭・K

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